0から始めるYouTubeチャンネル立ち上げ/準備編

企業のマーケティング活動にYouTubeがとても有効であることは、こちらの記事でも紹介しました。
続々とYouTubeチャンネルを持つ企業が増えていますが、

多くの企業が「登録者数が伸びない」「再生回数が伸びない」「ネタがない」など上手くいかずに課題を抱えているケースが実はとても多いと感じています。

YouTubeは独学では99%上手くいきません
YouTubeアルゴリズムを理解し、勝ちパターンに実直に運用していくことが近道だと考えます。
特に、チャンネルを運用する前の立ち上げの段階がとても重要になってきます。


今回は、チャンネルを立ち上げる際の失敗しないポイントをご紹介します。

YouTubeチャンネルの目的の明確化

YouTube立ち上げの際にまず重要なのは、「YouTubeチャンネルの目的」です。
何のためにYouTubeチャンネルを運用するのか?を明確にしないと、

目的に合わないコンセプトやチャンネル設計になってしまい何を伝えたいのか?
わからないチャンネルになってしまいます。
まずは、目的を明確にしましょう。



企業のYouTubeチャンネルの目的は、大きく3つです。


認知拡大

YouTubeで動画をより多くの人に視聴していただき、たくさんの人に知ってもらうことで、認知拡大を目的とします。

リード獲得・売上UP

自社商材のターゲットに商材の興味喚起し理解を深めてもらい、最終的に購入へ繋げ売上を上げることを目的とします。

採用強化

企業理解を深め、企業イメージ向上を図る動画を発信することで、入社希望者を増やし採用の人数を増やすということがゴールとなります。
発信する内容は、会社全体や働く人にフォーカスし、動画だからこそ伝えられる会社の雰囲気や理念を伝えることで、エンゲージメント向上に繋げます。

YouTubeチャンネルのコンセプト設計

チャンネルを開設するにあたって重要なのは「チャンネルコンセプトを設定し、ブラさない」ことです。
YouTubeは自動で同じ属性の視聴者に動画がおすすめされる仕組み(アルゴリズム)となっています。

そのため、どんな視聴者に向けて、どんなチャンネルとしておすすめしてもらうかを意識して発信し続けることが攻略の秘訣です。
特に初期はどんなチャンネルなのかをYouTubeに認識させるため、一貫性のあるチャンネル運営が必要なのです。

一貫性がないチャンネルでは、YouTube自体にも、視聴者にもどんなチャンネルなのかが伝わらず、インプレッションが意図しない属性の視聴者に広がり、結果、興味がないためクリック率の低下や再生回数の低下に繋がってしまうのです。

コンセプトを決める際にポイントになるのが以下の内容です。


誰に対して(ペルソナ)
どのようなコンテンツを発信するか(企画内容)

ペルソナ

ペルソナについては、基本的には自社の商材のターゲットになりますが、チャンネルのフェーズ毎に狙うターゲット層を意識的に変えていくこともあります。
主にチャンネル初期には、YouTubeに「どんなチャンネルなのか?」を学習してもらう大切な時期となるために、「ペルソナの需要にあわせたコンテンツ」を発信していくことが大切です。


例えば、工務店様の例でいうと、実際の内見ができるようなコンテンツ、つまりルームツアーがYouTube上で再生回数が多いことがチャンネルコンセプト決めの段階で調査してわかりました。
そのため、チャンネルの初期段階の際には、人気コンテンツのルームツアーを中心としたチャンネル設計とします。


ある程度チャンネルが成長した段階では、より顕在層に向けて「家造りのノウハウ」についての動画を投稿したり、より「ターゲット」となりうる顧客に対してのコンテンツも織り交ぜるようにします。
この段階ではすでにアルゴリズムには「家造り」に興味のある方へ、リコメンドするように認識されていますので、社員インタビューや家造りのこだわりなど多少ニッチな企画も問い合わせには効果的です。

コンテンツ

*市場調査

少しだけチャンネルコンセプト設計の例をお話しましたが、どのようなコンテンツを導入していくかを考える時に、やはり「市場調査」がかなり重要になります。
まずは、参入するジャンルに勝てる見込みがあるか?を調査します。
例えば、介護系の企業様だったとして、「介護」というジャンルでどのくらいのチャンネルが存在し、直近1年での平均再生回数、投稿本数などを調査します。

また、視聴回数が平均よりも伸びている動画の特徴など勝ち筋を言語化していきます。
後発組がどういった点を+αすれば勝てるのかなどの仮説も考案したほうが望ましいです。


*キーワード調査
次に「キーワード調査」です。
キーワード調査は、YouTubeにとって重要な調査のひとつです。
なぜなら、YouTube初期に動画が表示されるのはほとんどが「検索結果」からだからです。


まずは、チャンネル関連キーワードを無料で利用できるキーワードリサーチツール「ラッコキーワード」などで幅広くピックアップし、SEO分析ツールのahrefs(エイチレフス)の「YouTube Keyword Tool」でどれくらいそのキーワードが検索されているのか?を調べていくとよいでしょう。

自社の商材に関連したキーワードで「検索ボリューム」が多く検索実績のあるキーワードを使ったコンテンツを制作することで、検索されやすくなります。

ただ一方で、初期の段階ですとボリュームが大きすぎると先発の競合に押されてしまいハックできないため、そこそこのボリュームゾーン(400~500程度)を狙うのも手です。

*企画

そして、動画コンテンツ制作で特に重要になるのが「企画」です。
はっきりお伝えします!
視聴者が「見たい」「ためになった」「面白い」と思う動画ではないと、せっかく動画を作っても再生されませんし、途中で離脱してしまいます。
上記で選定したキーワードで検索し、実際に上位にきている動画の企画や構成を徹底的に真似する、というのは従来の方法でそれ+αの工夫がないとなかなか差別化しづらいと感じています。
とはいえ、まずは真似る。ここからだと思います。


再生回数が伸びている動画には、伸びている理由があるのです。
まずは、初期では伸びている動画を真似ることが近道となります。その上で、自社ならではのエッセンスをかけ合わせることで、オリジナリティを出しつつ成功率もグッとアップします。


以上がYouTubeチャンネル立ち上げの際のポイントをご紹介しました。
実際に、「このようなステップで立ち上げたけれどうまくいかない」「そこまで時間をかけられない」「プラスαのエッセンスって何?」などのお悩みがある方も多いと思います。

そんなYouTubeのお困りごとがございましたら、30分無料コンサルの実施中ですので、ぜひお気軽にお問合せください

株式会社Storytellerでは、20社以上のYouTubeチャンネル運営の実績があります。
確実な数値データを元に、KGI、KPIにコミットするYouTube運用代行やYouTubeコンサルの事業を展開しています。
また、元ジャパネットたかたのMCとして商品紹介動画制作や、NHKキャスター・ディレクターとして番組制作や放送にも携わって参りました。この経験を活かして、現場での演者様への話し方や演技指導(加藤出演も可能)や売れる商品紹介動画の制作が得意となります。

この記事を書いた人

大学卒業後、日本航空株式会社にて客室乗務員として国際線常務を担当。
その後、ジャパネットたかたにて商品紹介MC兼ECサイトの動画作成を経験した後、NHK、TVキャスター・ディレクターとして活躍。
現在は「売れるSNS戦略×TVマンの伝わる発信」を掲げ、20社以上の企業様の動画マーケティング支援中。
YouTubeチャンネル立ち上げ、企画、編集、出演、運営まですべて一貫してサポート致します。